宗家挨拶

田宮流居合術 第十五代 宗家 妻木元和  挨拶

A chinese lion statue

新年明けましておめでとうございます。
 田宮流居合術元和会も設立から12年目を迎えました。会員の皆様相互の交流及び技術が向上されていることにまず敬意を表したいと思います。これも偏に指導者の方々のご指導と同時に会員の熱意の賜物と改めて感謝いたします。
今年は技術と両輪である「こころの研鑽」を初心に立ち返って修行していこうと思っております。居合術の修行を通じて豊かな人間形成の一助になっていただければ幸いと思っております。田宮流居合「歌の伝」に「居合とは心に勝が居合なり 人にさかふは非法なりけり」とあります。この心境で修行に励みたいものです。また、今年の技術テーマとして「腰詰」を上げたいと思います。
先代宗家の「田宮流居合術」にもありますが、田宮流伝書の中に「右膝と左の腰を規矩(かね)にして打つかすがいを腰詰という」、つまり、右膝と左の腰は鎹(かすがい)を打つように固めなければならない。腰詰が緩むと打ち込む刀も正しくならず、手の内にも狂いが生じてしまう事を戒めています。演技がどうしても腰高になってしまいますが、前右膝を心持ちかがめて、後ろ左膝を軽く伸ばして両足の膝と股を内側に絞る心持ちで力を入れてカッチリさせるのです。「手で斬るな足で斬れ、足で斬るな腰で斬れ」のことわざを守っていきたいものです。さらに、皆様のご要望により、全体講習会の回数を増やす予定としておりますので、ご協力を重ねてお願い致します。本年も田宮流宗家として正しい田宮流古流を守り伝えることにも専念してまいる所存でございます。
皆様にとっては素晴らしい年でありますよう祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

 平成31年1月吉日

田宮流居合術 第15代宗家
元和会々長 妻木和夫 元和

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